HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

2010-01-01から1年間の記事一覧

A LINE

「辛いことも悲しいことも全部、自分の財産なんだよ」 たぶん、何かの本に書いてあった言葉だろう、携帯の未送信メールフォルダに残っていた。 メモ代わりに、店の情報や気に入った言葉なんかは、このフォルダにメモしておく。 携帯を打つのも面倒な時間、例…

A CLICK

彼は目を覚まし、ケータイを開いて天気予報をチェックし始めた。 晴れ。 18時までの降水確率10%。 買い物に行くため、家を出る。 バスに乗って山を降り、駅前のアーケードまで。 前から目を付けていたブーツを買い、プレゼント用のカバンも買った。 荷物が…

A STORM

止まない雨はない、昨日までは。 もしかすると、この雨は止まないかもしれないじゃないか。 世界の終わりの時は、こんな天気なんだろうか、とか考えて寂しくなる。 2012年だか203?年だかに地球が終わろうと、 何も無かろうと、今は前に進まねばならない。 "…

A PRAY

退屈な日が続くと、 他人の不幸ですらニュースになる。 忙殺の日々の中では、 投げ出したい逃避感情が沸いてくる。 心が荒れている時ほど、 世界平和を切に望んでいる。 腹がいっぱいのときには、 好物料理に目もくれない。(“別腹”を除く)

A CROSS

とある交差点では、右翼団体の演説。 通り過ぎて左へ曲がり、商店街との交差点には、募金箱を提げた若者たち。 その奥の小さな交差点には、出逢い喫茶のティッシュ配り。 街は買い物客がごった返し。 演説も呼び掛けも勧誘も、一風変わったBGMに過ぎないよう…

A MURMUR

よく晴れた冬の朝、トボトボと歩いていた。 晴れている上に、気温もそんなに低くなく、気持ちがいい。 気持ちいい、だけど何故かイライラしている。 甲高い周波数でペチャクチャ喋っている女子たちとすれ違ったり、携帯をいじりながら下を向いて歩いているヤ…

A LIFE

芋焼酎、雉鍋、牡丹鍋、鹿生姜焼。 『歳が若いってことでなめられるかもしれん。 でも、自分の生きてきた30年に胸を張れ。』 と、肩を優しくたたかれた。 鉄の50歳、笑顔が柔らかい。 今日起きてから、この言葉を思い出して、何度も反芻し、ちょっと涙ぐむ。…

A VOICE

「色気は呼吸だ」 なんて言ってたヤツがいたが、 なんだかんだいって“声質”によるんじゃないか!?と反論してみる。 煙草を吸いに、外へ出る。 空を仰ぐ。 あぁ、雨はまだ降っているな。 確認するまでもない。 流星群の極大も、悉く今年もハズした。 煙を夜空…

A DIAMOND

『あら、お久しぶり』 「おう、奇遇だな」 『元気そうね』 「おまえは疲れが顔に出てるぞ」 『色々ありまして』 「そうか。」 『ちょっと話せる?』 「わりぃ、今はまだ遠慮させてくれ」 『そう。残念』 「また次にバッタリ会ったときは、付き合うよ」 『あ…

A LOST

いくら失いたくないと思っていても、 いつかは無くなってしまう。 いつかは亡くなってしまう。 いつかは失くなってしまう。 それは機械的に、自動的に、既に決まっていた事ではあるけれど、いざとなれば懸命に、もがいて、あがいてしまう。「一期一会」とか…

A PERSONAL

"民家に侵入した猛獣の駆除" 心配されるのは民家の住人。 "口蹄疫に関する家畜の殺処分" 心配されるのは畜産農家の今後。 "インフルエンザの予防接種" 感染が心配なので注射を打つ。 "蚊取り線香を焚く" 痒いのはゴメンだ。 たとえ、他の生物が種を維持する…

A CHASE

ある日 森の中 クマさんに 出会った 花咲く森の道 クマさんに出会った 「お嬢さん お逃げなさい」 ところが あとから クマさんが ついてくる 「落とし物 白い貝殻の 小さなイヤリング」届けないと 女の子の歩く速度は意外に早く 山を抜けて住宅街まで降りて…

A WAY

地球には幸いな事に空気が存在している。 地球上の空気は窒素が約8割、酸素が約2割、その他二酸化炭素等が微量に混じっている。 空気が気圧の変化や、物体の移動により動いて感じられるのが風である。 風が吹くと、一般的には寒く、または涼しく感じる。 こ…

A SMILE

■整体 少しずつ、痛む間隔が長くなっている。 この調子でいけば、歪み矯正だけでなく、インナーマッスルの強化メニューもできそうだ。歪んでるのは性格だけじゃ足んねーのか!と自嘲しつつ、 インナーマッスル同様、精神部分もタフにしなければ。 ■心頭滅却 …

A BREAK-2

「ちょっと一息」 と、「ブッ壊す」 が同じ“BREAK”なのはどうしてなんだろう。 何かを、「ブッ壊して」きたことが何かあっただろうか。 何かを守りたくて、「ちょっと一息」を自分に言い聞かせてきただけじゃないだろうか。 何かを守りたくなるってのは、い…

A BREAK

10時過ぎ、ちょっと寝過ぎたかな、と思いつつ居間へ起きていくと、 もういないはずの、でかけたはずの奴らがいた。 その瞬間、昨日まで温めていた今日の休日の予定が音を立てて崩れ去っていくのがわかった。 ヤケになったワケではないが、 敢えて日中はゆっ…

A SUMMER

15分ほど、待ち合わせの時間を過ぎている。 しかも、向こうが言ってきた時間だというのに。 「いよう。」 『お待たせお待たせ』 「遅ーよ。しかし、昨日より寒いな!」 『サマーだな』 「え?夏?」 『"昨日より寒い"んだろ、サマーじゃん』 「それってもし…

A HAPPY

癇癪をおこして、トイレで断末魔のような泣き声をあげている子供がいる。 起きたら、布団に誰もいなくてこわごわ他の部屋へ行ってみる子供がいる。 友達がみなDSで遊んでいる時に、UNOを取り出す子供がいる。 寒空の中、父親と手をつないで夜に散歩する子供…

A PRESENT

小学生の時に「○○くーん、あーそーぼーー」って○○君の家の前で言ってた。 ピンポンを押すのはなんか気恥ずかしかったのかもしれない。 彼女が出来て、「○月○日デートしようよ」なんて言ってみた。 思うに、小学生の時も彼女が出来た時も、2パターンの人間が…

A HOT

煙草を吸いに外へ出る。 雨の匂いがするとはいえ、 暖かすぎる。寒くなさすぎる。 こりゃ〜夏に続き、異常気象だ。 「今年の夏は暑すぎたな」 「今年の冬は過ごし易い」 慌てて、暖房のスイッチを切っても、もう遅いんだぜ。

A BLACK

「何が食べたい?」と聞いた。 『マグロの刺身!』と返事がくる。 というワケで、ガソリンスタンドに寄ってから、スーパーへ行き、鮮魚コーナーへ向かい、カゴに“解凍メバチ”じゃなくて“生ビンチョウ”を選び、レジに並ぶ。 「何が食べたい?」と聞かれたから…

午前3時に吐き出した言葉

『「今」は自分の「未来への準備」ではない。これは確かだ。』 『しかし、「未来への準備」は今の自分にしかできない。この一瞬にも、この一秒にも。』 『何月何日何分何秒!?って弄くられるのも、先だって分かるハズもないし、予想できても先回りはできない…

alcohol,tears,man&woman

頭痛、 えづき、 臭いだけで吐きそうになる朝を何度迎えても、 また夜には飲んでしまうように、 どんなに嘘をつき、 裏切られ傷ついても、 また誰かを好きになってしまう。 酒と恋をいっしょくたにしてしまうのはどうかとも思うが、 二つは酷似している。 肝…

Oh!Yeah!Bar,Car

先日、プロデューサー兼マネージャー兼ドライバーとして同行していた撮影の写真が送られてきた。 すこぶる良い。 公表はできないのが残念。 政治が、与党VS野党のカードゲームみたいになってる。 もうすぐ12月。SIONの歌の季節だ。 得たもの、失ったもの、得…

男ならグーで勝負だろ、やっぱり

最初はグー。 ジャンケン、ポン。 9通りの勝負、勝つ確率1/3、負ける確率1/3、引き分ける確率1/3。 パーは、グーに勝つ。 石を包み込んで見えなくし、存在を隠すから。 チョキは、パーに勝つ。 ハサミで紙を切り裂くから。 チョキは、グーに負ける。 石はハ…

Hard,Deep,Long,Friday-3

"Sub" 「TVぴあお知らせメール」 あと1時間で、SPECが始まります、という内容。 携帯を荒々しく閉じる。 そういえば、 "ストロベリーナイト"、 "SPEC"、 "オンバト"、 "このへんトラベラー"、 HDに溜めたまんま見てない番組が増えてきた。 PM22:30、メールが…

Hard,Deep,Long,Friday-2

さほどうるさくなかったので、穏やかに目的地まで着く。 横に長いシートの真ん中で、アナウンスが聞こえるたので慌てて文庫本を鞄に戻す。 ドアが開く。 改札への階段に近いドアを無意識に選んで降りる。 階段に足をかけようとしたところで、視界の隅に女性…

Hard,Deep,Long,Friday-1

日付はは変わって金曜日、風を切り裂きながら夜を走り抜ける。 途中、東の空を何度か見上げるが流れ星は見えない。 手っ取り早くメシを済ませ、冷えた身体を温めるべくフロへ。 うぉう、沸いてない。 仕方なく熱めのシャワーで済ませる。 タオルを枕に巻き、…

工程を肯定

新人A「…というような計画を立てております」 先輩B「うん、いいんじゃないかな。上にはオレからも報告しておくよ」 新人A「ありがとうございます。また進展ありしだい、随時ご報告します」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜 部長C「Aも、だいぶ段取りが掴めてきたようだ…

雲が邪魔する夜空に寄せて

一杯飲んで、本を読んでいたら目が冴えてきた。 すいません、睡魔さん、来るなら今なんですが。 くだらないとは思いつつ、「すいません、睡魔さん」が自分で気に入っちゃったので日記に残す。 自分がまず自分を好きにならなくては! Good night。