HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

A LINE

「辛いことも悲しいことも全部、自分の財産なんだよ」



たぶん、何かの本に書いてあった言葉だろう、携帯の未送信メールフォルダに残っていた。



メモ代わりに、店の情報や気に入った言葉なんかは、このフォルダにメモしておく。



携帯を打つのも面倒な時間、例えば泥酔中とかバスとか電車の中とか、布団の中でモゾモゾしている時は機能しないのが残念。





最近は二度寝する寸前のアルファ波とともに、何かしらのストーリーが生まれそうになる。



そしてそれは夢の中へと消えていき、起きた時にはもう存在しない。














「一日」は、日の出と日の入りでなんとなく区切りがあるから別として、


「一週間」とか、「一ヶ月」とか、「一年」とか、自分たちで決めた線引きの中で生きている。


普通に生きていれば何てことのない、夜が来てまた朝が始まる、それだけのことだけれど、



自分たちで区切ってしまったが故に、この寒い冬の真っ只中でせわしなく動いている。





でも何も悪いことばかりじゃない。


"いつまで""どこまで"と線を引き、それを目標値にして何かができる。


進化の過程や成長に関係なく、人間というのは何かを乗り越えて進みたいという意志を持っている生き物なんだろう。





そう考えれば一日の終わりの淋しさも、週末が明ける切なさも、一年が終わる忙しさも納得できる。





何かが終わりを告げる、そんな辛さや悲しみも、財産にできる。