HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

空席

「空席には誰が、やってくるんだろう」って、マーシーの歌にあったな。マーシーとは、無論、田代さんではない。ところで、空席があります。地下鉄とかバスとか。今日オレの、すぐ隣も、空席だった。長町、長町一丁目、河原町、愛宕橋、五橋、仙台、広瀬通、…

離れられないよ

やっぱり、離れられない。 本能がそう言っている。 その暖かさも、その温もりも。 何故か心から安堵してしまうんだ。 そうして微睡みに堕ちて行く至福の時間。 いずれ離れなきゃいけない事は分かってはいたが。 毛布。

秋晴物語 三

天気もよく、降り注ぐ陽射しが気持ちよくて、僕は散歩をしていた。 春みたいだな〜なんて考えていると、「小春日和って、春に使う言葉じゃないんだぜ」って教えてくれた友人を思い出した。 普段は通らないような道を選んで歩いてみる。時間を気にせず、途中…

秋晴物語 二

『あら』 「あらら」 ドライバーは、昔付き合っていた女の子だった。アドレナリンが引いていくのがわかる。 『何してんの?』 「あぁ、通勤中だよ。そしたら前の車が急に停まってぶつかったトコ。」 『ごめんね、あら?何その足?』 彼女は僕の足元を見て(慣…

秋晴物語

昨夜、流れ星を諦めて毛布に包まり、朝方まで本を読んでいた。 案の定、なかなか起き上がれず、気づけば午前も終わりそうな時間。 昼飯にと味噌ラーメンを作って振る舞い(二ヶ所失敗したが)、刻々と時間がなくなっていたことにようやく僕は気が付いた。 手早…

秋眠も暁を覚えず

地鳴りのような破壊音 眠るために飲んだ酒の残影 気温の低そうなカーテン越しの弱い光 毎朝布団に潜り込んでくる温もり 続きの気になるいろんなストーリーの反芻 アラームが鳴っては止め、 アラームが鳴っては止め、 二度寝、三度寝を繰り返す 再びアラーム…

いつだってそんなもんさ

例えば、 「放射冷却がすすむから今夜は曇っていてくれ」 と夏の終わりに思っていても、 今夜だけは例外にしてくれ、とか。 例えば、 「若いころは分かんなかったけど、親孝行したい」 って思っていても、 もういなくなってしまってるとか、 例えば、 「嫌い…

ABCのお話

あるところに、A君とB君とC君がいました。 彼らは小学校からの親しい友人同士でした。 A君は赤間君、B君は馬場君、C君は椎名君というのが本名です。 実名を出しておいて、何故彼らをイニシャルで呼ぶかというと、それが彼ら同士のあだ名だからです。 …

10月13日の日記

隣の家の解体工事の機械音と、階下から聞こえてくる怒声で目が覚めた。 まだ起きるには早いような気もするし、晩酌の残りか頭痛もあったので二度寝を試みる。 枕元の携帯からバイブ音で意識が戻る。 アラームは音が鳴るようにしてあるし、目覚ましかけずに寝…

辞書

■辞書(じしょ) ?単語の意味を調べるときに使う本。 ?編集者の偏見により、それぞれに違う意味が掲載される場合もある。 ■恋 ?人間の感情の一つ。 ?ある一定の期間や行動をさして使われる事もある。 ■愛 ?人間の感情の一つ。 ?ある一定の期間や行動をさして使…

’10.10.10

記憶が正しければ 何十年間かの統計を取って、晴れる確率が高い秋のとある一日を選び、東京オリンピックはその日に開催された。 その後10月10日はそれを記念して「体育の日」と祝日に制定。 しかし、今や3連休を取りたいがために「体育の日」は10月10日では…

HOT MAN

「オマエは『熱』い男だよ!」 「先輩のそういうトコ、『暑』苦しいッス」 「面の皮の『厚』いヤツだ。」 今日は風も穏やかで、暑いくらいだ。ちょっと歩くと汗ばむ。 しかし決定的に夏とは違うと思わせるのは、空の透明度が高いからだろう。

I need you

果てた身体をベッドに横たえ 乱れた呼吸を整えなから 「今日もすごい締めつけ具合だったぜ、 腰が痛ぇよ」 と、灯りを消す。 ちょっとでも卑猥な想像をした? オレはコルセットを外しただけだよ。

ポジ&ネガ

事件の日より2ヶ月、再び診察を受ける。 総滞在時間=1時間50分 診察時間=5分 ネガティブ板橋の想像 先生「退院してからいったい何やってたんですか!? 骨がまたズレ始めてます。 今日からまた入院してもらいますよ、絶対安静が必要です!!」 ポジティブ板橋の…

Point of Life

行きつく先は、宗教の勧誘か、またはただの卒論のための調査か。 『突然すみません。 あなたのこれまでの人生に、点数をつけるとしたら、何点ですかー? 100点満点でお願いします。』 模範回答A 「100点満点です。今日までの自分を誉めてあげたいくらいです…

続・天使の日

天国に連れて行かれるくらいなら、天使の迎えなどいらない。 地獄がどれだけ辛いのか、全く未知であるのと同じように、天国で生きることが本当に幸せなのかもわからない。 幸せに慣れるとは退屈の始まりかもしれないじゃないか。 僕はまだこの世界を離れたく…

天使の日

夕方のバスは、僕以外に乗客はいなかった。 バス停に着いてはドアの開閉を繰り返し、誰も乗らずに淡々と目的地までゆっくりと走っている。 録音された女性のアナウンスの合間に、運転手の声が聞こえてきた。 聞き流していたが、どうやら僕に向けて話している…

HFF、カルシウム隊長

昨日は Holiday-For-Family。何もできない体ながら公園へ駆り出される。 雲もない青空に、太陽に追いつかれそうな月も見えて良かったのだが。 パンを、カラスに盗まれた。 胃が小さくなったようだ。 消化もあまり早くない。 きっとコルセットのせいだろう。 …