HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

人生は難しい22

忘れること 忘れてしまったこと 忘れたくなくて毎日反芻していることが、幾つかある。 忘れたいと思っていても忘れられないこと、多数。 でも、覚えていたかったことに限って忘れてしまいがち。 自分の記憶を自在に操れれば、よほど楽チンな人生を送れるだろ…

人生は難しい21

「細かい事は気にすんなって」って励まされたり、 「小さい事でクヨクヨすんなって」ってハッパかけたり。 でも、小さく細かい事、その積み重ねの大切さを誰もがよく知っているはずだ。 夜空に咲く、大輪の花火が観たい。 唐突にそう思った。 が、停電中はそ…

人生は難しい20

「二週間経った」 two weeks ago 「弱点はアゴだ」 too weak “ago” そんな事を考えながら、麻婆豆腐を作り始めたころ、息子が宿題を始めた。 『わからないトコあったら聞けよ』 そう言いながらひき肉を炒める。 早速、「んじゃー質問!何で宿題ってあるの?…

人生は難しい19

「なぁ、不思議な事があるんだが」 『なんだ?』 「体の中で、二つあるものと一つしかないもの、それぞれの区別ってあるのかな」 『直感で言えるのは、"生命体として必要なものは一つ"じゃないか?』 「というと?」 『口、心臓、生殖器は一つずつしかないだ…

人生は難しい18

やれやれだぜ。 少なくとも今月一杯は仕事できないぜ。 ロングすぎバケーションだぜ。 ビール飲むぜ。 キリンビアガーデンにはもう、行けないんだなぁ、と考えたら物凄く切なくなった。 ぜ。

人生は難しい17

猛烈に、蕎麦を食いたい衝動に駆られている。 足下のキッチンの棚には、乾麺の蕎麦とうどんがある。 換気扇をつけ、湯を沸かし、一人前の蕎麦を茹で、冷水でしめて希釈したツユで食えば、 この欲求は満たされるだろう。 しかし、今それを拒んでいるのは、 1…

人生は難しい16

人は、生まれながらに平等ではない。 例えば。 現代から約2000年前、ちょうど西暦が始まるか始まらないかの頃。 日本人は稲作を知り、農業を始めたばかり。 ローマ帝国のとある街では、浴室床暖房と追い焚き機能つきの風呂を自宅にもっている者がいた。 街に…

人生は難しい15

涙はめったに流さない。 特に人前でなど。 ましてや、家の誰かの前でなんて、 もってのほか。 普段泣かない分、 驚かれるし戸惑われるだろう。 ヤツらはオレの泣き顔など生まれてから見たこともないだろう。 弱さを見せてはいけない相手、その前では。 しか…

人生は難しい14

天は二物を与えず。 今はうっすら雲がかかっている。 さっき外へ出たら、月が雪で真っ白になった夜を照らしていた。 “夜”なのに“真っ白”とはおかしいが、確かにそこは明るかった。 夜空が晴れている分、放射冷却で冷え込みは増すだろう。 でも、真っ白な世界…

人生は難しい13

余震に動じない、図太いのかなんなのか、子供らは夜中も熟睡。 その分、朝が早い。 つられて早起きをし、普段なら食べない朝食をとる。 これまた普段ならしない厚着をして、 普段は車で行くスーパーマーケットまで歩く。 午前中を行列に費やし、幾ばくかの食…

人生は難しい12

朝から灰色の空が街を覆い、冷たい雨が静かに降っている。 空の灰色は濁っているとも淀んでいるとも言えず、 どちらかといえば、まだ白に近い灰色だ。 静かに冷たい時間の流れの中で、 それでもひたすら時間が過ぎていくのをじっと待っている。 既視感を覚え…

人生は難しい11

震災二日目。 僕は子供達の寝息を聞きながら、 明日を思い、憂いと不安を押し殺す。 蝋燭の灯りのなかで、 本を読み、バーボンを飲む。 昨夜よりはまだ、暖かい。 憂いと不安は、やや期待に変わる。 期待は、活力へ。

人生は難しい10

その2のその後。 どの線を超えてから「恋」と呼べるかは未だに判然としない。 が、どんなに小さかろうと“失恋”と名が付く。 恋の始まりは、終わる時にわかる。

人生は難しい9

「お煙草はお吸いになりますか?」とウェイターに聞かれ、『はい』とすぐさま答える。 ランチタイムで客席は混みあっている。 少しして、「お待たせしました、お席のご用意ができました」と案内される。 ランチセットのAパスタを食べ終わり、食後のコーヒー…

人生は難しい8

「何もかも忘れてジャマイカにでも行きたいよ」 とは、某マンガの小学三年生の女の子のセリフだ。 実際に、見たことのない国、街、文化に突如触れたくなる。 しかし、現実には難しい。 何もかもを捨てる事よりも、 パスポートの取得や換金、渡航費用の用立て…

人生は難しい7

虹が見たければ、 雨をじっと我慢しなくてはならない。 そして、ようやく雲間から差し込む太陽の光、 それにもまだ背を向けたままでいなければならない。

人生は難しい6

どの行動が正しい選択だったのか、 咄嗟にその答えなど誰も出せないだろう。 ああすれば良かった、ああしなければ良かったのに、なんてのは後から分かることだ。 「目を離した親にも責任ある」だと? ふざけるな。その発言自体が無責任だ。

人生は難しい5

アタマのどこかで、「時間は無限だ」と、思い込んでいる。 さらに、目の前の「金」の目減りには少額でも固執してしまう。 「金」は幾らかは稼いで貯めて増やすことはできるが、 「時間」は経ってしまったら取り戻すことも増やすこともできない。

人生は難しい4

インプットが多すぎる。 良いものも悪いものも。 インプットを制御したいが、全てをシャットアウトするのはムリだ。 知りたがりなうえに、寂しがり屋だから。 だから、知りたくもなかった情報を何事もなかったようにやり過ごして生きていく。

人生は難しい3

それは、一日の終わりにやってくる。 そして、一日の始まりにも直面する。 冷え切った布団に入り、 温もった布団から出る。 逆であったなら、なんと素晴らしい一日を過ごせるだろうか。 「寝るな!寝たら死ぬぞ!」ばりに冷たいくせに、朝起きるときはなかな…