余震に動じない、図太いのかなんなのか、子供らは夜中も熟睡。
その分、朝が早い。
つられて早起きをし、普段なら食べない朝食をとる。
これまた普段ならしない厚着をして、
普段は車で行くスーパーマーケットまで歩く。
午前中を行列に費やし、幾ばくかの食材をぶら下げて、
子供らの待つ家へ帰る。
厚着した格好、
雪ふぶく天候、
徒歩で往復する様はさながらペンギンのようだ。
皮肉にも、
ここ数年はほとんどなかった“一家揃っての時間”を充分過ぎるほど過ごしている。
不思議なもので、こいつらといても退屈は全くしない。