HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

パトバ

〜rainy talk〜 「今日、どうする?」 A『雨だからパス』 B『雨だからバス』 前者は引きこもるだろう、 だが後者は行動をおこす。 〜Sunday talk〜 「今日はどうする?なにしよっか?」 A『ババ抜きで遊ぼー』 B『パパぬきで遊ぼ。』 前者は微笑ましい家…

おめでとう

「もしもし」 『はい』 「還暦おめでとう」 『あぁ』 「それだけ」 『おう』 「んじゃ」 通話時間、17秒。 AB型の父のB部分は、4人兄弟のなかでオレ一人が受け継いだ。 自分に子供が産まれて、家の中で煙草を吸わないと決めているところも、継いだ。 痩せ…

ふわりふわり

女の子が泣いている。 かける言葉に迷う。 言葉をかけることをためらう。 女の子はまだ泣いている。 なぜ泣いているのか、は分からない。 後ろから笑いながら歩いてくる子たちがいる。 泣いている女の子の横を通りすぎていく。 僕はまだ、かける言葉に迷って…

Sunny Colors

「午前中の陽射しの色と、 お昼を過ぎた頃の陽射しの色と、 違うのがわかるでしょ? 上手く説明はできないんだけど。」 タンポポの綿毛が雪のように舞っている庭で、 僕は君の言葉を思い出す。 足元のコンクリートに綿毛が着地する。 僕はそっと綿毛をつまん…

砂漠化した僕

言葉というのはなんて無表情で、 文章というのはなんて無愛想なんだろう。 受け取り側の感情によって左右されるそれは、 同じ言葉だろうと必ずしも同一の意味を持っているとはいえない。 読み手が言葉の持つ感情を探ろうと思考を巡らす間に、 着地点は出発点…

ショートショート

「いつから、こんなに涙脆くなったんだっけなあ」 「酒が入るとさらに加速するよなー」 「痛いとき、悔しいとき、悲しいとき、嬉しいとき、今となっちゃなんのときまでだもんなあ」 『あら、あなたたち産まれたその瞬間から泣いていたわよ』

春眠、暁を憶えなさ過ぎ

どうも、毎日時間帯に関係なく眠いのは春のせいだけじゃないのかもしれない。 最初から、何も張り合う必要なんてなかったんだ。 しかし日々の生活には張り合いが欲しい。 「明日は誰にも平等にやってくる」が、 「明日を迎える体勢」は誰もが整っているわけ…

今もなお後悔しているこの冬の行動

「もっと牡蠣食っときゃよかった」とか、「灯油節約しとけばよかった」とか、そういう反省は、けっきょく結果論でしかなく、それぞれ当時は最善の選択と考えていたのだから悔やんでみてもしょうがないのだ。 しかし、ちょっと先を見れば防げたであろう事もあ…

Go to Winding road

「好きになりすぎると、裏切られたときに辛いから、あまり入れこまないようにしたの」 僕の毛布にスルリと潜りこんで彼女はそう言った。 「恋の駆け引きを英語で"Tactics"って言うけど、時計の針の"TicTac"と何か関係あるのかしら。両方とも時間が深く関わっ…

Golden World

「やっぱ、世の中金だよな、金」 『どうしたの?』 「いや、だからカネだよ、世の中カネさ」 『そうかな〜?お金だけじゃヤサグレた世界になっちゃうじゃない。クサいけど、愛でしょ、愛』 「愛なんてさ、」 『???』 「愛なんてさ、もうそこら中にあるじ…