2011-05-24 Sunny Colors 「午前中の陽射しの色と、 お昼を過ぎた頃の陽射しの色と、 違うのがわかるでしょ? 上手く説明はできないんだけど。」 タンポポの綿毛が雪のように舞っている庭で、 僕は君の言葉を思い出す。 足元のコンクリートに綿毛が着地する。 僕はそっと綿毛をつまんで、 フウッと風にもどした。 もう会うこともないが、 きっとどこかで土に根を張り黄色い花を咲かせることだろう。