HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

2016-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスが休日

23日の金曜が祝日、24日のクリスマス・イブが土曜日、そして25日は日曜日。社会人になってから、また子供が産まれてからは初めてのように思える理想のラインナップだ。週休二日制が当たり前になっている僕の職場では、これまで平日にクリスマスが当たっても…

ランチ・イン・ドリーム

久しぶりに、ランチデートのお誘いがあった。お互い好きだった喫茶店がリニューアルしたとのことで、その店を提案したが、「この時間は(特定の)めんどくさい客がいる可能性が高い」とやんわり断られてしまった。しかたなく北の方角へ歩いて行く。しかしもう…

リアル

テレビや雑誌で紹介されているお店を見て、ふと一緒に行きたいなと浮かぶ人が本当のパートナーらしい。君とはネットじゃなく、リアルで繋がりたい。君とはSNSじゃなく、身体で繋がりたい。

ゴール

“夏に盛り上がる恋は、終わりも早い”なんて言葉をたまに聞く。しかし、夏に“勝手に盛り上がった恋”は、そうでもないのかもしれない。夏のいかんともしがたい感情の飛翔、猪突猛進な若気の至り、それらを自分の内に秘めた恋なら。はやる気持ちを押えつつ、季…

ゴッド

神、というのはそもそも畏敬と崇拝の対象であったはずなのだが、昨今は単なる形容詞としてしか使われていない。「神対応」 あなたは神に祈り、それを叶えてもらったことはあるのか。もしくはそのような事例を目の当たりにしたことがあるのか。 そのうえで特…

得るもの失うもの

「人は"孤独"という言葉を知って初めて"孤独"になった。"幸福"という言葉を知って"不幸"になった」最近読んでいた本のなかに、こんな台詞があった。立ち飲み屋に一人で入り日本酒を駆けつけ三杯飲み干す女性が言っていた。彼女は三十七歳だ。「幸福」または…

怠公望

晴れた休日は海岸へ行く。防波堤の先端に座り、釣り糸を垂らす。この季節の風は穏やかで、陽ざしもやわらかい。海面も静かなものだ。仰向けになれば、高い空が視界いっぱいに広がる。雲は西から東に形を変えながら動いていく。この齢になってもいまだに、あ…

ヒラメ

友人が、ヒラメの捌き方を写真でSNSにアップしていた。その後で読みかけの小説のページをめくっていたら、魚屋の少年がヒラメはまだ捌けないと言って一命をとりとめた。ここまでヒラメヒラメと続けば、もう胃が欲するのはヒラメ刺だけだ。帰り道のスーパーに…

ボーン・ディス・ウェイ

僕はときどき歩き方を忘れる。前を向いて右足を前に出して、今度は左足を前に出して、それを繰り返すことを忘れているわけじゃない。そんなことは頭で考えなくても体が勝手に動く。故意に認識して行っていることではない。忘れるのは速度や歩幅、自分の身体…

アンサンブル

梅雨がきて、夜は蛙達の合唱で包まれる。雨が上がり、日照りの中蝉の合唱が響く。台風が過ぎ、秋の虫たちが夜に鳴きだす。わずか数ヶ月で、コーラス隊が交代する。合唱隊がいなくなる冬は、まだ先のこと。

ホワイ、ファッツ?

「幸せ太り」とは何であるかを考えていた。 その昔、男は“モテたい”と思って筋トレに精を出していた。 その昔、女は“幸せの為に”と思って化粧に余念がなかった。 男女はお互いのパートナーを見つけた。 愛されてるだろ、 愛してるでしょ? 筋トレをサボった…

パンク

非常に官能的な夢をみていた。キスのときに相手の唇が荒れていてガサガサだったのは気になったが、互いに裸で布団へもぐりこみ、身体と身体を密着させて愛撫、というところで目が覚めた。夢の続きをみようと二度寝に挑むも失敗。

イン・ザ・ブルースカイ

梅雨が明けて、本格的ななつがやってきた。彼は玄関を開けて言った「雲一つない青空!」と。確かに、民家の隙間から見上げた空には雲は無かった。しかし、向かいの家で遮られた空には、今から大きく発達するであろう入道雲があるかもしれない。彼の視界は狭…

交差していた糸

夢の中では、造りの粗末な映画のように場面が急展開することが多くある。僕は酔っぱらって、スマートフォンの無料通話アプリから彼女に電話をかけていた。「はいもしもし、あれ?別の人の名前になってる。これどうやって直すんだっけ」『もう飲んでる?迎え…

今年も雲のカーテン

7/5は祖父の命日、一周忌ともあり祖母を乗せて墓地へ向かう。10時に実家へ迎えに行く予定だったが、前日飲み過ぎた感もあり寝坊し、11時半着、そのまま車を走らせる。13時頃墓地を出、昼飯は廻る寿司。全く腹が減っていなかったので三皿しか胃が受け付けなか…

ジューン・プライド

「アジサイって、基本は紫だけど、赤だったり青だったりもあるじゃん?でも割合的には青の方が多い気がする」梅雨の中休み、雨上がりに近所を散歩していた僕は、隣で歩いている彼女に何ともなしに言った。「この辺は土壌が酸性なのかな、リトマス紙と逆で覚…

山羊

前、そして当都知事の問題。全国民の一割程度しか実害のない問題をここまで取り上げる報道の仕方は、彼らが何らかのゴーストケープなんじゃないのか、と勘繰りたくもなる。

委嘱獣

衣、に関しては裁縫や生地の調達、 食、に関しては栽培や屠畜の技術、 住、に関しては建材と建築の知識、 生きていくには知らない事が多い。自力で植物から繊維を取り出して生地を作り、縫い合わせて服が作れるか? 畑を耕し作物を育てたり、動物を捕まえて…

デジャヴ・イン・ドリーム

「もう夜中にメール送ってくるのやめて」句読点のない文面に静かな怒りの気配がする。僕はケータイをパタンと閉じた。そのパタン、という音で目が覚める。夢だったか、と安堵しつつも妙にリアリティのある感じがしてサイドテーブルに置いたスマートフォンの…

スモーク・オン・ザ・ドリーマー

口減らずで愛煙家の友人がいる。本当は友人とは言い難い、"離婚は墓場からの復活"と叫んだ例の男だ。ある日の夕方、ヤツの家で酒盛りに呼ばれた時のこと。特に用事もない休日だったので僕は早めに到着していた。部屋には何種類かのタバコの銘柄が置いてある…

普通の日記160507

前回で述べたように、昨日は神経内科を受診した。 問診ののち、いろいろと検査を受ける。頭痛にも様々な種類があって、一般的な頭痛は「一次性頭痛」に区分される。他の病気を伴わない偏頭痛や緊張性頭痛はこの類だ。 頭部全体的に痛むものが多い。緊張性頭…

普通の日記160505

4月30日のPM8:00くらいからずっと、頭痛が続いている。最初は、野外フェスでの仕事で日焼けした(頭部のみ)ことからきた疲労だろうと思った。打ち上げの席でおしぼりで耳を冷やしていたら気持ちよかったから。翌日、痛みでほとんど眠れずに起床、布団の中で首…

トゥエンティー・イヤーズ・アゴー

二十年前、高校入学を決めた僕は学校の「推薦」枠を勧められた。今と昔では受験の方法や順番が違うらしい。当時は「特待」「推薦」「一般入試」だった。推薦入試では筆記テストの他、面接と作文があった。作文の題材は"十年後の私"というものだった。そのこ…

普通の日記 20160329

昨夜はソファーベッドの脇にサイドテーブルを寄せて酒やツマミを手に取るという最高のグータラシチュエーションで就寝。6:00起床、前日にコンビニで買っておいたもので朝食を済ませる。7:10シャトルバス出発、7:30到着。中学三年の修学旅行以来、約21年ぶり…

普通の日記 2016/3/28

家から市バスに揺られ、最寄り駅まで。仙台ではやぶさに乗り南下。 14時ごろ上野へ到着。ひとまず西郷どん 咲いてた そしてメインの国立科学博物館 ティラノサウルス 常設展地球館 小2娘が飽きてきたようなので公園 上野は外国人旅行客と日本人の割合が半々…

「暗い」とCry

倦怠期、暗いぞキッチン。まるでファストフードのチェーン店のようだ。帰宅してリビングの電灯を点ける。対面式台所には何もない。沸々とストレスが溜まっているのがわかるが押し留める。『Don't Cry!!』どんくらい我慢すればいいのだろう。コンビニで買って…

スイート・タイムス

まるで映画やドラマを見ていたような数時間が過ぎ、僕らは自らその電源を落とし日常へ戻っていく。フィクションが光、ノンフィクションが暗いワケじゃない。 ノンフィクションの薄暗さの中に小さな光を見つけ出し、そこへひたすら突き進む。足元に何が待ち受…

風上で屁、風下に注意報

駅前のビル街を歩いている。背の高いビルとビルのあいだを進んでいると、吹き降ろしの風が強く向かってくる。風上は僕の前方のどこか見えないところ、僕から後ろは風下。僕は今、風の中心にいる。僕が三歩すすめば、三歩ぶん風下が広がる。 日本から太平洋を…

とろけるバレンタイン

2016年2月14日、仙台市では最高気温20.9℃、家からすぐの名取市では22℃を記録した。 朝まで降っていた雨のせいか、空気はぬるく柔らかい。 この気温は2月としては観測史上最高で、以前は1967年に観測した20.7℃だったという。 今の50代、60代の方々は「昔もこ…

イントネーション

とある本を読んでいて、同音異義語の中でも単語の最初の文字にアクセントをつけて発音すると人名もしくは姓を表すことが多いのかもしれないと思った。 同音異義語は語数の多い単語には当てはまりにくい。せいぜい二〜三文字くらいだろう。 例えば「桜」の「…