HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

A LOST

いくら失いたくないと思っていても、


いつかは無くなってしまう。
いつかは亡くなってしまう。
いつかは失くなってしまう。




それは機械的に、自動的に、既に決まっていた事ではあるけれど、いざとなれば懸命に、もがいて、あがいてしまう。

「一期一会」とか「有終の美」なんて言葉を知ってはいたけれど、突発的な出来事に、全く納得なんてできなかった。

「考えないようにしよう」と日々の忙殺に身を委ねてみたけれど、寝る前のまぶたの裏に、頭の片隅に、佇んでいる。

そう、忘れる事を自分のどこかの何かが拒否しているんだ。








悔しいとか
悲しいとか
寂しいとか
切ないとか
諦めろとか
忘れろとか
忘れるもんかとか
言葉じゃないとか
何でなんだよとか
とり残されたとか
よくやったよとか
頑張ったなあとか
ありがとう、とか
いろんなものが、背中の真ん中くらいからこみ上げてきて、ドッと放出される。
涙だったり、声だったり、歌だったり、嘔吐だったり。




そして、疲れて眠る。
空はいつもどおり青く、
太陽は東から昇ってくる。
起き上がって、
また失うと分かってはいても、
見つけて出会うだろう。






生きていくってのは、そんなに楽じゃない。
楽じゃないからこそ、みんなどこか必死さ。
必死に生きてるから、笑顔が輝いて見える。