日付はは変わって金曜日、風を切り裂きながら夜を走り抜ける。
途中、東の空を何度か見上げるが流れ星は見えない。
手っ取り早くメシを済ませ、冷えた身体を温めるべくフロへ。
うぉう、沸いてない。
仕方なく熱めのシャワーで済ませる。
タオルを枕に巻き、布団と毛布にすっぽりと包まって本を読む。ノンアルコールの夜は最近眠くなるまでこうしている。
今日も寝不足だったのと、明日もまた早いのを思い出して明かりを消す。AM1:00。
まぁ案の定、なかなか寝付けない。右を向いたり左を向いたり、仰向けになったりして意識が遠のくのを待つ。構想や妄想を膨らましてα波を引き出す。
まだなんか眠れない。時計を見るとAM3:30。
いや、ちょっと眠っていたようだ。もう一度目を閉じる。
内容は覚えていないが、モヤモヤムカムカした夢の途中で目が覚める。AM6:30。まだ少し眠れるな。
AM7:30、執拗なアラームがうるさい。スヌーズを繰り返し、8時過ぎに起きる。
病院は比較的空いていた。
病院と、警察と、消防署がヒマなのは大いに結構なことだ。
いっそ病院も公務員にしてあげればいい。
家に帰り、身支度を整えて原付にまたがる。
アクセルの"フケ"がいい。
かどうかは、分からない。
ラジオの収録を終えて、地下鉄に乗る。
ホームへ降りたところで、尿意がもよおしてきた。
改札を通るとトイレがないのは、仙台市地下鉄(他は知らないけど)の設計ミスだと思う。
シートに腰を下ろして、鞄から文庫本を取り出す。
文章に集中し、尿意をひとまず忘れる作戦だ。
駅を次々とやり過ごす中、物語は進んでいく。
ドアが閉まるブザーが鳴る。
どっかの車両で駆け込んできた客に反応してまたが開く。
再び、ドアのブザーが鳴る。
中途半端で非常にうるさい。
降りるべき駅の2つほど手前で、キャッキャした声が聞こえてきた。
中高生かと思えば、もうちょっと大人びた服装の女性数人。
車内では静かにしててくれよ、と思いつつ、本に目線を戻す。
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ここからが長くなりそうなのでいったん区切る。