「さ、これからもう一軒いかがですか!?」
「もうお店お決まりですか!?」
「いい店ご案内しますよ!?」
などなど、夜の繁華街を歩けば様々な声がけ(いわゆる"キャッチ")にあう。
仙台市国分町は条例で「客引き」が禁止されているため最近はほとんどないが、
先日、新宿歌舞伎町を歩いていたら、やたらめったら声をかけられた。
店を探しているわけではなかったが、普段と歩く街並みが違えば左右をキョロキョロしてしまうのは致し方なく、
さらにそれを「どこかなにかを探している」と気取られても当然と言えば当然。
さらに、しつこい。
しかし、先日いい具合に脳を侵し始めたアルコールが斬新且つ適切な返し文句を導き出した。
『人を探しているだけなんで』
である。
ちょっとぶっきらぼうに、半ば言い捨て気味で言えばさらに効果抜群。
左右をキョロキョロしている理由にもなり、
「夜中に誰を探してるんだよ。係わり合いになるとメンドクサイな」なんて憶測を勝手にしてもらうことも可能。
大抵は言い放った瞬間に追いかけてこなくなる。
キャッチミー、イフユーキャン。インミッドナイト繁華街。