HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

なんでなんて

テレビで豪邸スペシャル特集などをたまに見かけるが、どんな人たちが好んで見ているのかを知りたい。「将来こんなお家に住みたいからがんばろう!」と思える人もいるのだろうか。いや、一定数はいるのかもしれない。否定から入るのはよくない、という否定。

 

他者を貶めることが良くないことなのはもちろん、自分自身を否定することはもっと良くないと思う。

他を羨むということは、大小あれど自分を蔑むことになる。「いいな~、ウチなんて…」「それはいいじゃん。俺なんて…」「ハァ、それに比べて私なんて…」

「なんて」の多用はだんだん心を濁らせる。濁らせて、言葉に濁点がつき「なんで」になってしまう。「なんでウチは…」「なんで俺は…」「私はなんで…」

自分自身を相対的に評価し始め、存在意義がなくなっていく。比べれば比べるほどに。

 

生まれてきた時から、他人と何かを比べられる生活が当たり前になっている。学校でも社会でも。

生きている中でなかなか難しいことではあるが、自分自身を相対的にではなく、ほんの少しでも絶対的な自信を見つけられれば、明日を迎えることが楽になる。この小さな心の余裕を積み重ねたい。