HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

シカルオコル

街中を歩いていたところ、道はしでの会話が耳に入った。「〜〜君さぁ、"叱る"と"怒る"の違いって解る?」

興味深い問いかけだったのだが、立ち止まることも聞き耳をはやすこともできず、クエスチョンマークだけが残っている。

せっかくなので辞書やネット検索を使わずに自分なりに考えてみよう。

例として、
「今日、○○先生に怒られちゃったんだ」と下校して母親に話をする児童を想像する。
そして「今日、○○先生に叱られちゃったんだ」と言い換えてみる。

受け身の側に立ってみると分かりやすいかもしれない。

両方似たニュアンスだが、"怒られた"に比べて"叱られた"は自分のしてしまった行動とそれに対する教師の注意が釣り合っている。
"怒られた"はそれに比べて教師側の感情が上回っている。つまり、注意の内容よりも恐らく教師の表情や語気が後に残っている。

静かに、宥めるように"叱る"ことはできる。
ただ怒りを撒き散らすようでは感情ばかりが先行する。

長く生きていれば、注意する側に立つこともあるだろう。
感情的になってしまいがちな所を抑え、相手に真意を伝えよう。

然るべき時にそれは起こる。