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妄想雑記

レジ袋から学ぶこと

いつからだったか、資源削減のため多くのスーパーマーケットではマイバスケットやエコバッグを推奨し、今まで無料で付けていたレジ袋を有料化した。スーパーのレジ袋は大きいものが多いので、部屋のゴミ箱で使ったり結構重宝していた分、有料化は痛手だった。


一枚につき二円〜五円を買い物の度に支払う。週に三、四回買い物をするとして月に二十四円〜八十円の出費。数字にすると大したことない額ではあるが、買い物の度に今まで無料だったものに対し細かく金を払うのは何故かためらいがちになる。


そもそも、レジ袋削減でどの程度のエコに役立つのだろう。それならばいっそコンビニもレジ袋有料化してしまえば納得はいく。割高ではあるが野菜などを扱っている店舗もあるし、今の日本人の割合だとスーパーよりコンビニで買い物をする回数の方が多いのではないだろうか。その分のレジ袋を削減できたら相当なエコ活動になるのではないか。


とはいえ、それは困る。


コンビニがレジ袋の有料化に踏み出さない理由、たぶんそれは客からのクレームが倍増することが目に見えているからだろう。コンビニは手軽で身近な存在の分、多種多様な人々が訪れ、クレーマーの数も増える。レジ袋に関して不満をもらす(難癖をつける)客が増えれば、レジが一つクレーム処理課の場となるかもしれない。レジの回転の悪い店は客が減る。


というわけで、コンビニのレジ袋が無償のままで提供されることに、客としては感謝をしなければいけない。前述したが、コンビニは身近で手軽に行ける分、なにもかもが当たり前と客は思いこんでいる。そう、例えば親やカミさんが家事をしてくれてるのを当たり前だと思いこんでしまっているように。これは当事者からしてみれば大変遺憾だろうし、こちらが思いこみのまま感謝の念を表さなければ、大変危険な状況に陥る可能性もある。


自分達が生きていることすら当たり前だと思ってしまっている。そこから根本的に見直さなければいけない。人は独りでは生きていけない。目に映る全てのものに感謝をしなければいけない。「いただきます」「ごちそうさま」を心から言うべきなのである。