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妄想雑記

カレーについての考察

カレー。


様々なスパイスが混ざり合い、化学反応を起こし、あの味が出来上がる。


今日、出勤中にカレーの匂いがした。


アクセルをひねりながら、「"カレーを作る上で欠かせない"スパイスはなんだろう?」と考えてみた。


ガラムマサラさえ、すでに何種類かのスパイスの混合物だ。


結局、一からカレー粉を調合した事も無いし、ググるのも面倒なのでその疑問はそのまんまになっている。






かなり前に、「自分とは何だ?」という疑問を抱いた事を思い出した。


自分を形作っているあらゆる要素のなかで、消去法で削っていったなら何が残るのだろう。


外観が同じクローンがいたとして、誰かは「こいつは板橋圭じゃない」と思うかもしれない。


となれば、脳か。


しかし脳でさえ、すでに記憶や感情や大きさやシワの数などの混合物だ。


これはガラムマサラと同じだ。





スパイスを一つずつ削っていって、どこかで"これはカレーじゃない"という境界線が引かれるだろう。


でも削る順番によっては違う結果になりそうだ。




人間もカレーと同じだろうか。


辛いヤツ、甘いヤツ、ライスに合うか、ナンに合うか、店でしか食えない本格的なヤツか、市販のレトルトか。







いろんな事が混ざり合って、いろんなカレーが出来上がる。



オレ自身もカレーに例えられるなら、どんなカレーでありたいか。


自分で思う理想像と他人が求める自分自身とはきっと違うだろうけど、味の好みは分かれるだろうけど、


ならばせめて栄養たっぷりのカレーでありたい。