男性は誰かに好かれることで強くなり、
女性は誰かを好きになる事で強くなる、
そんな傾向があるようにふと思った。
異論は認める。
なぜなら自分は女性ではない。
異論を無視して続けることにする。
これは本能に携わる「父性」「母性」に根っこがあるのかもしれない。
たとえば子供が産まれるとき。
女性は胎内に命を宿したその時から「母」となる。
それに対し男性は『オンギャー』と子供が産まれてから「父」となる。
自覚が遅ければもっと後だ。
女性は子供が産まれる前から母であり、もうその子を守る強さがあり、妊娠時にその子を愛している。
だから母は強い。
男性は子供が産まれてから父としての自覚が芽生え始める。よって父としての成長速度は子供が育つ成長速度と同じであり、女性からしてみれば子供が二人いるような気分だろう。
夫として奥さんから「頼られ」て、父として子供から「頼られ」て、自覚が背骨を包み込んでいく。
女性は母として愛することで強くなり、
男性は父として頼られる事で強くなる。
異論は認める。
あまりにもパーソナルなケースだ。
恋をしている女性は芯が強くなったように見える。
男と女は身体の構造、脳の構造、感情のベクトル、分泌されるホルモン、それこそ遺伝子レベルで違いがある。
違いがあるからこそ惹かれあう。
何を至高とするか、
思考の順序、
人生における志向、
余暇の嗜好、
それらを互いに試行錯誤する。
シコシコシコシコうるせぇぞ、という異論は認める。
感性は人それぞれだ。