HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

喫茶店

時間が15分ほど空いていたので、喫茶店へ入る。一人一人が「個」を楽しめるこの空間が好きだ。自分は専ら、一番安いコーヒーを1杯注文して、煙草に火をつけ、カバンの中から読みかけの小説を取り出す。喫茶店はタバコが吸えるトコじゃないとダメだ。
あっという間に15分は過ぎてしまう。残ったコーヒーをググっと飲み干す。


茶店の中に限らず、日々は人々の隙間をすり抜けるように流れていて、感情や人の想いと同じように時折翻弄する。
振り回されるように
流れに沈まないように
清流なのか濁流なのかは、泳いでいる人間にはとても重要だけれど、水中にいては分かりづらい事がある。だからたまに、顔を出して息継ぎしたいような感覚で、喫茶店に入ったり買い物に出かけたりする。