街を歩くとき、僕は背筋がちゃんと伸びているかガラスに写った姿をチェックする。
喫茶店でコーヒーを飲むとき、サラダやハンバーグを食べるとき、僕はカップの持ち方やフォークの使い方に気を使う。
独りで勝手にやってることだから誰にペナルティーをつけられるワケじゃないけれど。
僕の記憶の中では、君は姿勢が良くて礼儀や作法にも通じていた。
だから、僕はいつ君に出会ってもいいように、自分なりに気を引き締めて過ごす。
君にガッカリされたくないのと、もう一度君に見直してもらえるように。
フラフープを回し続けるのはとても難しいことだけれど、それ以外のことなら大概はできそうだから、できるだけ続けてみるよ。