もうしばらくすると、冬の夜に身体を暖めてくれていた毛布とお別れになる。春は別れと出会いの季節だから。
毛足の長い動物に触れることを最近じゃ「モフる」と言う。モフモフという擬音語は、これ以上の表現はできないほどぴったりだ。
さて、両者の間には何らかの関係があるのだろうか。
毛布が先で、その触感からモフモフという言葉ができたのか、
モフモフという擬音が先で、毛布と名付けられたのか。
それとも、全く関係のない偶然なのか。
日本語というのはとても興味深くおもしろい。
余談だが、濁点と半濁点を汚れとみなせば、新品の乾いた状態のモップも「モッフ」となり、毛布とモフモフの仲間入りをする。