君の温もりから離れる事がツラい。
それでも、僕は行かなくてはならない。
君の温もりを一日中感じていたいけど、
その願いはこの混沌とした社会では叶うことはない。
僕は残酷な人間だから、いつか君を必要としなくなる。
こんなに君を求めている感情も、忘れてしまうだろう。
君も僕を忘れたころ、僕は再び君の温もりを求める。
僕は身勝手で残酷な人間だから。
先の話をしてもしょうがないな。
今夜も君の待つ家へ戻ってくるよ。
君は僕を必要としてくれているだろうか?
もしかしたら誰でもいいのかなんて自虐的な思いも浮かぶ。
君の温もりを僕は必要としている。
どうか暖かく迎えて欲しい。
どうか冷たくしないで欲しい。
と或る寒い冬の朝に。
愛しきフトンに切実な告白を。