HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

ブラッディ・プレジャー

若いころは低血圧で朝がツラい、なんて言うこともあったような気もするけれど、それが自分自身のことだったのかと過去を疑うほどに、ここ数年は血圧の値が高い。

 

年に一回の健康診断が迫り、前日の夜に吸って以降15時間ほど禁煙をした。

去年までは、朝寝起きの一本だけ去年までは吸ってしまっていた。数値が高いのは、一本だけとはいえニコチンが成せる影響なのだろう。と考えたので今年は我慢を強いた。

起床後の一本を我慢、歯磨き後の一本を我慢。ここまででまだ三十分しか経っていない。テレビを見ながら時間を潰し、いよいよとなったら車を運転して紛らわす。そうして午後二時からの健診までやり過ごした。

血圧計の前に座る。呼吸は落ち着いている。スイッチが押され腕が圧迫されていく。ゆっくりと解放されながら数字が下がっていく。が、高い。もう一度計りましょう、と言われ(これは以前にも言われた)、再び腕が圧迫されて弛緩する。

結果、数値は前年までと変わらず高いままだった。どうやら食生活に気をつけているだけでは改善されておらず、朝の喫煙も関係ないようだった。

 

健診が終わり、建物の外にある喫煙所でようやく一服できた。すると、二口目くらいから視界が小刻みにブレはじめた。灰皿へ伸ばしていた手もしびれはじめ、気づくと両足もくるぶしから下がしびれていた。意識はハッキリしていて、ああ、やっぱり身体によくないんだな、と再認識した。

 

ガマンはよくない。