HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

サンタクロースの功績と、親の葛藤

クリスマスにDSを買ってやったわけだが、もちろん「親から」ではなく「サンタクロースから」としてあげたため、彼の感謝の気持ちはサンタクロースへのみ向けられている。


家計に打撃があったのでクリスマスケーキを今回は省いたのだが、『サンタからもらったんだから、おうちのケーキ買うお金はかんけーないでしょ』とかいう始末。


今年は現実的に行ってやろうか、などとも考えるが、それでは下の娘の夢までも奪いかねないので、どうしたらいいもんか悩む。


やはり、我が家にクリスマスなどという習慣は不必要だったのだろう。


だがしかし、友達が遊びに来て、1台のDSを交代で遊んでいる光景などをみると、『買ってやってよかったな』と思える。

しかし、彼の感謝は依然サンタにのみ向けられている。







そしてこのあいだ、ずっと『欲しい、欲しい』と言っていた仮面ライダー関連の小さなグッズ(わりと入手困難な)を急に手にいれていたのを見て、ふとイヤな疑問がよぎったと相談を受け、昼飯にラーメンを食いながら幹部会議を開いた。
その日の夕方、学校から帰ってきて二人だけになったときに、重苦しくならないように真相究明の質疑応答へとさりげなく持っていった。

うつむきながら『友達からもらった・・・』などと言葉を濁していたのが気になったが、ゆっくりじっくりと話を聞いていたら、本当に裕福な友達からダブッたやつをもらったらしい。


頭ごなしに疑いの言葉をかけなくてよかったと自分にも安心する。



子供が7歳なら、親もまた7歳なのだ。
お互い少しずつ大人になっていければいい。




そんな彼に『学校で何が好き?』と聞くと、
当然のように『給食と休み時間』と答える。
父親の勉強好きは遺伝しなかったようだ。

通い始めてまだ一年たらずのくせに、『学校なんていらないんだよ』などと言ってきたので、
『友達と遊べるんだからいいじゃないか』と返すと、
『友達とは学校じゃなくたって遊べるし』と言う。

正論である。

フフン、だが世の中は正論だけじゃまかり通らないことを学ぶがいい。