2010-09-12 静かな日曜日 アスファルトに、小さな蝉がうずくまっていた。 踏まないようにそっと横を通り過ぎる。 細かい雨が降っている。誰しもに平等に。 曇り空を仰いで煙を吐き出し、ゆっくりと首を回す。 頭痛と共に夜の帳が降りる。 今日も何かが終わり、 また何か始まっていく。 いつもと変わらないようでいても、 今日の夜はあまり好きじゃない。