HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

DAY BY DAY「2」

去年くらいまではどこに行くにしても粉ミルクとお湯、紙おむつ、おしり拭きなどなど荷物が多かったけれど、この子の成長につれ身軽になってきた。一番実感したのは燃えるごみを出す日の朝。娘がトイレを覚えて紙おむつを卒業してくれたおかげで、ゴミ袋が嘘のように軽かったっけ。

公園が見えてきた。広い芝生ゾーンを抜けて遊具の並ぶ砂の地面。小さい子はなぜかみんな滑り台が好きだ。幼児用の小さい滑り台、もうちょっと大きくなった子向けの幅が広く高さ2メートルくらいの滑り台。大きい方にはアスレチック的な登り口が幾つかあって、放課後の児童たちが遊んでいる。

小さい方の滑り台に娘が走って行った。陽射しのせいもあるかもしれないけど、小さな背中が眩しい。親が勝手にドキドキしていた公園デビューが懐かしく感じてしまう。

見ている方が飽きてしまいそうなほど、子どもたちは何度も何度も階段を上り、滑り、また走って列の後ろに並ぶ。何度も何度も。

日が陰りはじめるとすぐに気温が下がりそうな気がしたので、まだ暖かいうちに帰ることにしよう。滑り台に近づいていくと、娘は察したのか「あと3かい!」と延長を申し込んできた。子どもはエスパー。