HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

完全な安全

短いキンモクセイの香りたゆたう時期が終わり、中秋の名月が向かって右側から欠けはじめる。

夜が長く、長くなっていくとともに酔いも深くなる。

深く暗い底から、日の出を感じて這い出るも、まだ片足を突っ込んだままのような朝。

人生のモチベーションが下がって、無気力な一日。

身体が硬く、重く、鈍い痛みがある。

ヒビの入った殻、守るにも抜け出すにも不完全だ。

元にウカンムリ、女にウカンムリ、王に傘を。

また夜がやってきて、僕は自ら深みへ潜ろうとする。