HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

蟻とかカピバラ

僕は友人に会いに行くため地下鉄に乗っている。

駅を通過するたび、対面の6人掛けの座席にはいろいろな人が乗ってくる。

ゲームかなにかをやっているのだろうか、懸命にスマートフォンを弄っている学生。
「彼は一日に何回フリックするのだろう」と僕は思う。

企画書が未完成なのか、膝の上でノートパソコンを拡げるサラリーマン。
「彼は一日に何回クリックするのだろう」と僕は思う。

昆虫図鑑を読んでいる小学生とその親。
「地球上の蟻の重さとヒトの重さを比べると同じくらい」といった説を僕は思い出す。

某女性トリオ芸人のひとりに似た女性。
カピバラ系女子」とふとアタマに浮かぶ。

席に着くなり紙袋のなかからサンドイッチを取り出し頬張る男性。
「サブウェイでサブウェイか」僕は思う。


僕は友人に会いに行くため地下鉄に乗っている。