HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

ハロー、ウィンター

ハロウィンのお祭り感がここ数年で激増している我が日本。案の定、クリスマスやバレンタイン、恵方巻などと同じくただひたすら騒いで終わる。

もともと何の祭典かといえば、ケルト人(現アイルランド)の死者の霊が返ってくる日、つまり日本でいうところのお盆である。(Wikipedia参照)

そしてなぜ仮装するのか。それは妖怪や魔物に扮することで悪い霊たちに捕まらないようにするためである。従って、昨今のコスプレイベントは何の意味もなさない。

仮装ランチキ騒ぎが治まった翌日、暦は11月へ変わる。山の紅葉はいよいよ濃くなり、やがて彩度を失っていく。冬の始まりを身近に感じ始める。

「ハロー、ウィンター」略してハロウィン。日本の湾曲したこの行事への捉え方は、冬が来ることを拒むせいいっぱいの抵抗なのかもしれない。