学校のテストで良い点を取る。
マラソン大会で上位入賞する。
ゲームで高スコアを叩き出す。
誉められる、讃えられる、羨ましがられる。
良い数字を取ればそれが良し、という育ち方をしてきた。
周りの数字と比べられ、優越感と劣等感のどちらかを得る。
人に羨まれたいと思いがちになっていく。
そして、インターネットが普及しSNSは"イイネ"と"RT"と"閲覧数"の数字が自己基準になりつつある。
そうでなければ誰が私生活やプライバシーを曝け出すだろうか。
幸福は数字では表せない。基準が人によってバラバラだから。
高級マンションで独り暮らしをして幸せと感じるか、狭い家の中で家族に囲まれて暮らして幸せと感じるか。
幸福は他人と比べる相対的なものではない。自分の基準による絶対的なものだ。
一日の終わりに、その日の中で3つ"幸せ"だと思ったことを並べてみよう。
「お腹いっぱいご飯食べた」とか
「子供が笑いかけてくれた」とか
「仕事が一つ上手くいった」とかなんでもいい。
なんなら、『HAPPY!』と叫んじゃってもかまわない。