ジェットコースターのてっぺんに近づくガタンゴトンという音とか、
普段は行けない屋上に上がる階段をかける足音とか、
開花宣言がでた後の桜の様子だったりとか、
急激に相手との距離が縮まった感触が手に取るようにわかる恋のステップとか、
僕らは誰しも急激に加速していく展開が好きだ。
だから映画やテレビドラマや読んでる小説にそんな“加速していくストーリー”を求め、ワクワクする。
一年以上振りの再会がたとえ数秒ほどだったとしても、これから加速していくストーリーに胸は勝手にはずむだろう。
人生を一冊の本に例えることがあるけれど、僕の本のストーリーのうち数ページは確実に君が主人公だ。