この時期、よく言う"出会いと別れの季節"だ。
雪が溶けて川になって流れていくように、いくつかの降り積もった関係とサヨナラしなきゃいけない場合もある。
なにも人間関係だけじゃなく、周囲の環境の変化もある。
そんな変化をいくつも経験し、人は成長し、顔の皺は増える。
「アイツは変わった」なんて言葉がときたま揶揄の表現として使われることがあるが、大抵の場合それは羨望の裏返しだ。変化したくてもできない、焦りから出ている。
都会へでた人間が田舎へ戻ってきて「なんかここら辺も変わったな」なんて当たり前のことを言う。時間は過ぎ、自分自身も変化しているのだが、なぜか自分の記憶の中の憧憬は変わらないものだと思い込んでいる。変化がなかったらそれはそれで飽きるくせに。
変化、一歩前へ。
時間の流れと同じように前へ進んでいく人、時間の流れより速く走っている人、時間の流れをゆっくりと追いかけていく人、一念発起、卒業、離別、決別、新たな出会い、新天地、転居、一周まわって同じ所へ戻ってくる人、皆それぞれの一歩の連続。
マーチ・オブ・マーチ。