3月とか4月くらいかな、
「やっぱ気温は20℃くらいは欲しいな」
って思っていたのは。
それから半年も経たないうちに、
「20℃しかないのか!寒っ!」
とか言う始末。
なんて身勝手な、と思いもするが、
つい先週までは30℃超えが連日だったんだからしょうがない。
長袖を着ると、肘から手首までがソワソワする。
ブーツを履くと、足首と歩き方がぎこちない。
夏至を過ぎて日に日に短くなっていく陽射し。
ちょうどこのくらいの季節は、
夏の浮かれた日々を思い出し、すがりつき、
少しずつ迫る"気温一ケタ"へ身を震わせる。
一番寂しさを感じる季節だ。
スポーツの秋、
読書の秋、
食欲の秋、
色々と手をこまねいて寂しさを払拭しようとする。
英語で"Fall"って言うくらいだからさ、
やっぱしちょっとは気が落ちる。
そこでもう一人の自分が別の秋の言葉を持ってくる。
"Autumn"
"オータム!"
"オータム!"
"オータム!"
"オータム!"
"オータム!"
"オータム!"
"オータム!"
バカバカしくて、さっきまで落ちていた気分が、
どうでもよくなった。