欲求の話をしよう。
人間は誰しも、いつでも、何かを欲している。
赤ん坊の頃からそうだ。赤ちゃんが泣くのは、お腹がすいた時、眠い時、オムツを変えて欲しい時、の三つ。これが人間の三大欲求の根本である。
食欲、睡眠欲、下の処理。
成長するに連れ、下の処理の意味は性欲へと変わっていく。
この他にも多岐にわたり「欲」が存在する。
時期的に、街を歩く女性の露出度が高くなり、数分も歩けば様々な"チラリズム"に出会うことができる。
"チラリズム"に反応してしまう原因は好奇心であり、、好奇心には男性の中の「支配欲」、「独占欲」が大きく関わっている。
好奇心、冒険心、探究心とかいえば比較的良質な意味合いを持つが、途中にあるのは支配欲や独占欲である。
三大欲求は人間以外の生物にもある。それは生物の本能であるが、いつだって欲を満たそうと本能のままに行動できはしないのが人間。
人間には理性があるので、欲求をコントロールできる。
深海と海面を行き来するクジラのように、理性と欲求の間を行き来しながら生きている。
他の動物のように、食物を探して歩きまわり、疲れたから眠り、繁殖期だからといって交尾しまくっているわけにはいかない。
先日、動物園に行ったのだが、様々な動物たちが囲われ、囲いの中で三大欲求を謳歌していた。
それを観に週末の動物園は賑わっていたが、正直その観客たちを「ヒト」として観察してる方が面白かったりする。
そして、園内で一番自由を感じたのは、他の動物の餌をついばんで飛んでいくスズメだった。