"会話"というのは大事だと思う。
"会って"、"話をする"。
電話やメールでも伝わる事は伝わるが、
昔から「膝をつき合わせて」とか「顔色を伺って」という慣用句があるように、やはり相手の顔を見たり、目を見たり、直接会って話をしたほうがいい。
英語でも"MEET-ING"っていうし。
昨日は久々に"会って"というより"顔を見て"話ができた。
相手も喜んでいてくれたと思う。
電話やメールじゃ、温もりまでは伝わらないからさ。
とか何とか考えていた風の強い朝、特に予定はなかったのでゆっくりと朝の身支度をしていた。
シャワーを浴びて歯を磨き、「そろそろ髪切りて〜な」とか鏡を見て考えていたら、友人Cからメールがきた。
【"C"というのは、特に意味はない。別に"A"でも"B"でも、イニシャルでもいいのだが、仮に"A"とすると、彼が僕の交友関係の筆頭だと勘違いされる恐れがあるので、あえて"C"にしている。】
Cからのメール『今日、パンツルックで行かないか!?』
???、突然の朝のメールにしては全く意味が不明だ。
遊びに行く約束なんかもしていないし、これでは目的も何もわからない。
しかも僕だって普段からスカートなど履いているわけでもない。
当然のように今日もブラックジーンズにチェックのシャツ、といったカッコだった。
"朝から何言ってんだ?"的なメールをぶっきらぼうに返す。
こいつはヒマだろ、と決め付けられているのも少々腹立たしい。
ま、実際ヒマなんだけど。
Cからの返信『今日、パンツルックに行かないか!?』
同じ文章かよ、と思ったが、間接詞が違っている。
ああ、そういうことか。
"了解、○○駅のエスカレーターの下に14時に集合"と返し、髪にワックスをつける。
Cもヒマなヤツだ。
やはり友人筆頭だと思われてはかなわない。
と、言いつつも、コルクボードに貼ってあるJRの時刻表に目を向ける。
今日は平日だったな、午後まで風が強いといいのだけど。