HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

27、8℃に温められた窒素と酸素と二酸化炭素の香り

「晴れたな」

『晴れたね』

「しかも暑い位だな」

『半袖でちょうど良かったな』

「なんとなく浮かない顔に見えるのは気のせいか?」

『色々あるのさ〜。いっそ土砂降りならまだ諦めがついたかも』

「たられば」

『ニラレバ?』

「たら、れば。〜〜だったら、とか、〜〜してれば、とかは人生には無いんだよ」

『励ましてんのか、戒めてんのか、わかんないぜ』

「両方だよ。ビール飲むか!」

『いや、遠慮しとくよ。まだ気分じゃない。先に飲っててくれ、いずれ追いつく』

「どうせ飲むなら、河原に寝そべってがいいな」

『もう14時過ぎだぞ。陽が傾いたら一気に気温下がるかもだぜ』

「いいから行こうぜ、インドアで悩んでる方が時間の無駄だ、全くのムダだ。外に出よう、夏の匂いが少し混じってるんだよ、ウキウキするだろ」

『そうだな、車運転してたらイライラしてたかも知んないしな。行こうか!一応、長袖持ってこう。』

「どうせなら缶じゃなくてビンにしようぜ!奮発してさ!」

『レジ行って"あ、財布忘れた"は無しだぞ。』

「オレがそんなこと言うわけ無いだろ」

『いや、俺の記憶が正しければ、過去2回は確実にある!』

「いちいち覚えてんなよ、まぁいいから行こう、チャリ貸してくれよ。」

『言いだしっぺなんだから、お前が漕げよ〜』