HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

交錯する夜

誰もが、現実と空想の狭間を行き来しながら生きている。
目をつぶればそこから、空想の始まり。視界はシャットアウトされて、別の器官から得る情報はアタマの中で構想へ構築される。
目を開ければまた現実に戻る。さっきまで構築されたものは、透明な空気に溶けて消えるか、空想のまま残るか。


静かな雨が降っている。
しとしとしとしと。
柔らかく静かに。でもその雨は強かに道路を染め、水捌けの悪い道に水溜まりを拡げる。
静かに、したたかに。確実に拡げる。生き方もそうでありたい。







目をつぶれば、そこに、君が立っている。
ま、「立っている」必要もないんだけど。寝ててもいいし、窓の外を見ててもいい。