HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

もうすぐ終わる桜パトロール

そもそも、集合体恐怖症の人はソメイヨシノを嫌がってしまうのかもしれない。僕自身、ちょっと気持ち悪いなと思ったことはある。クレーターがぼこぼこしている月は、遠くから見ないときれいだと感じないように。

 

今日は少し風が強く、明日は花散らしの雨が降る予報だった。関係ないとは思うが、少し外出しただけで道路も店もどこも混雑していた。駅の少し北にある跨線橋に続く道路は西行き方向の車線がひどく渋滞していた。その道を使わぬよう一本外れた道路を選んで走っていた時、前を行く白いプリウスが当たり前のように赤信号を無視していた。一時停止の標識があるだけの交差点のように、一度止まって左右を確認し、信号機など初めから無かったかのようにゆっくりと通り過ぎて行った。窓を開け放っているため、本人の香水なのか車内の芳香剤なのかがキツく、カーステレオからの音も漏れ聞こえていた。

不思議だったのはさして急いでいるようには見えなかったことだ。

最近は立体駐車場が明るいせいか無灯火のまま街中を走っている車も多い。走行が禁じられている歩行者専用商店街を自転車でスイスイと行く自転車乗りもいる。

 

桜の話だったはずなのに、話題は他のことに逸れて散っていく。

今年も始まる桜パトロール

ふと、この季節に桜の写真を撮る人と、撮らない人はどのくらいの割合なのだろうかと考えた。

自分は当然のように前者なうえ、SNS上にアップロードもする。写真を撮っても自分の手元だけに収めておく人もいるだろう。そしてこれだけカメラ付き携帯が広まっていても、そもそも写真に興味がない人もいるだろう。

青りんごフレーバー

リンゴ味、というとなぜか青リンゴのほうが身近に感じる。赤いリンゴは食べているが青リンゴはない。でもガムとかグミとか昔から馴染みのある菓子は赤いリンゴではなく青リンゴ味だった。イチゴ、ミカン、ブドウ、レモン、メロン、青リンゴ。

 

なんで急に君は夢に現れるのかな

よくわからないストーリーなのに、ごく自然なタイミングで登場して僕を惑わせる

セリフのやり取りは脚本通り、アドリブでボディタッチを交えたツッコミで存在感を残してく

夢から覚めた僕の朝にも、君が残っている

青リンゴの香り、白いふわふわのセーター

試着横着

郊外のショッピングモール、その三階のトイレに今僕はいる。フードコートで食事をした後、胃に収めた分だけ体外へ押し出すように便意を催したからだ。

映画を見て、なんとなく入った店でセーターを買った。

 

幾日か過ぎて、みぞれまじりの雨が降っている朝に僕は新しいセーターを着て出かけることにした。身長にあわせてサイズを選んだのだけど、ここ数年の流行りなのか身幅はタイトめだった。洗面所の鏡を見ると、体型そのままにフィットしていたため上から何かを羽織らなければと思った。

 

いつだったか、他愛もない会話の中で服の試着のことが話題になっていた。僕は試着室にはズボンの裾上げを頼む時しか入らない派だった。が、相手はたとえ買わなくても試着してみるタイプだった。

 

今朝出かける前の僕の動きの逡巡は、試着室で結果が分かっていたことだったのかもしれない。けれど冬場に何枚も服を脱いだりという面倒なことは極力やりたくないのも実情だ。

ビールが欲しくなりますね

「ビールが欲しくなりますね」

テレビ番組でたまに使われるこのコメントは、料理を提供した側からするとかなり高めの賛辞をもらったものだと思う。アツアツでサクッとジューシー、なおかつピリ辛スパイシーでやや濃い目の味付け。好き嫌いを除けば、ほぼ万人が幸福感を得られる条件だろう。そして味の余韻が残る喉に流れ込む冷えた炭酸と苦味。

ただこれは「飲みたいけど飲めない」状況にあるからこそ発言できるものであって、例えば誰かの家に招待されて料理をご馳走になった際に言ってしまうと、ただの催促になりえるから注意が必要だ。

 

「ごはんが欲しくなりますね」

これは冷たいものにも熱いものにも言える。炊かれた白米が持つ包容力、おかずとごはんを交互に食べることによりエンドレスな幸福感にも包まれることへの願望。

ただし、「やや味が濃い」と受け取られかねないので注意。

 

「作り方教えてもらっていいですか」

この料理をもっと食べたい、たとえ家で一人でいてもまたこれを食べたい、幸福感の再現を願う、賛辞の言葉。

だが手の込んだ料理に対して使ってしまうと、その手間を簡単なことだと勘違いしているように捉えられるかもしれない。あくまで「自分にもできるでしょうか?」といったへりくだる姿勢が大切。

値上げの格差

なんでもかんでも値上げラッシュの時代。

 

例えば、行きつけのラーメン屋で800円で食べれたのが300円値上げして1,100円だったら「もう行けない」と思うだろう。

でも、たまにしか食べない牛タン定食が1,500円から1,800円になっていたとしても、心理的ダメージは少ない。

 

小遣いエンゲル係数がどんどん上がっていく。