HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

Please,merry laugh.

ハッピー・ニューイヤー

ハッピー・バレンタイン

ハッピー・バースデー

ハッピー・ハロウィン

メリー・クリスマス


外来モノの季節イベントの中で、なぜクリスマスだけが「メリー」で始まるのか、を疑問に思っていた。


ひとまず「Merry」の意味を調べる。WEB辞書によれば、『陽気な/笑い楽しむ/笑いと楽しみを誘うような/お祭り気分の』という意味の形容詞である。


とすれば、「Merry」は「Happy」の上位互換なのではないだろうか。
であれば、なぜ他の行事は「Happy」だけで済ませられているのか。


まったくの憶測からいえば、"歴史と民族性"なんだろうと思う。


外来モノのイベントの発祥は大概が西洋圏であり、主としてキリスト教を根とした文化だ。それならばイエス・キリストにまつわるクリスマスがトップに挙げられるのは納得がいく。


バレンタインやハロウィンは比較的"イベントとしての"歴史が浅いように感じられる。


新年を迎える元旦はそれこそ歴史でいえば一番古くからある暦ではあるが、そもそもキリスト教の一日は日没に始まり翌日没で終わるので、陽が昇ることに対してはもしかしたら我々日本人ほどの執着はないのかもしれない。


ちなみに、24日の日没からクリスマスは始まり25日の日没で終わる。日本における『クリスマスよりクリスマス・イヴを重んじる傾向』はここにある。テストには出ないかもしれないが、覚えておいて損はないと思う。


年の瀬である12月。古来より「師走」と名の付くとおり年末・歳末は誰もがせわしない。そこへきて、クリスマスから年越しまでの一週間という短い期間の間にキリスト教から神道へと一気にチェンジしなければいけないのだから更に忙しい。


勤勉と称される国民性も、このあたりのマゾヒスティックなスケジュールを毎年こなしているあたりうかがい知ることができる。


冒頭に挙げた五つのうち、身近な人たちの誕生日くらいは「Merry」であると嬉しい。
『Merry Birthday』そんな風に祝ってあげられたら、と思う。