風が強く、地面はぬかるむ。ブレずに立っているのはなかなか至難の業だ。
「芯が強い」という言葉があり、「芯」はなぜ草冠の下に心と書くのかを考えていた。
草の下にあるのは、地面の中の根っこか。芯が強いということは根っこがしっかりしているということなんだろう。
確かに、根がしっかりしていれば風に煽られても地面が多少ぬかるんだりしてもブレずに立ち続けられるだろう。
いずれくる冬の季節には、ダイコンやニンジンやゴボウといった根菜をよく食べる習わしがある。単純に寒い季節に育たない葉物の野菜が少なくなるからかもしれないが、厳しく長い冬の寒さを耐え抜くため、あえて根を多く摂るようになったのではないだろうか。
根強くブレずに生きていたい。