HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

アスリート達

4年に一度の地球規模大運動会が行われている。



水泳の男子決勝をテレビで見ていた彼女が、風呂上がりの僕と選手を見比べながら溜め息をついた。

だから僕は鞄から週刊誌を取り出し、巻頭のグラビア女優と彼女を見比べて溜め息をついてやった。





翌日風呂から上がると、

男子陸上100メートル走の予選を見ていた彼女は、鍛え抜かれたアスリートの体と僕のメタボ寸前のお腹を比べて「ププッ」と吹き出した。

そこで僕はリモコンの「入力切替」ボタンを押してデッキに入ったままのDVDを再生した。画面の中では巨乳AV女優が喘ぎ声をあげている。





確かに、オリンピックに出場するために日々過酷な練習を重ねている選手たちは"アスリート"だろう。



しかし僕だって、目前に迫った修羅場をこれからくぐり抜ける。れっきとした"アスリート"の一人だ。