「おかいんなさい」
民家の引き戸を開けると、店主が出迎える。
「さぁさ、特等席へ」
と言って居間と客間をつなげた和室の席へ。
もちろん、他の客が来たら、「特等席へ」と言って他の席へつかせている。
紅白の辛味大根おろしが付く『おろしそば』。
山形風田舎蕎麦の太麺、美味し。
「おつり五百万円と、株券」と往年の駄菓子やのお婆ちゃんみたいなことを平然と言ってのけ、50円玉とレシートをくれる。
囲炉裏で店主がたてた抹茶をいただく。
帰りには、「いってらっしゃい」と送り出してくれる、秋保大滝ちょい手前の『スズメのお宿』。火曜定休。
ちょっと歩いたりしてまた小腹がすいたので、帰り道にもう一軒。
仙台南ICから286号を秋保方面に少し進んだところのジョイフルの近くにある『竹屋』
ここも山形蕎麦。
げそ天板、もり天ざる、ざる、肉そば、山形風しょうゆラーメンまで。
肉そば(冷)。
店の入り口に朝獲れ野菜の漬物が無料で置いてある。
老夫婦で営業しているらしく、肉ご飯とげそ天をサービスでもらった。
小腹が、と思っている時ほど、こういうサービスが付いて来るもんで。
こちらは「ありがとうね〜」と送り出してくれるおかあさん。
定休日は木曜、最近水曜も追加になったっぽい。15時には閉めてしまうお店。
書いてたら腹が減ったので、蕎麦を茹でよう。