HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

ショーツ・ショーツ

「僕は君の傘になりたい」
『は?』
「傘みたいな存在になりたいんだよ」
『どういうこと?』
「冷たい雨とか、急な土砂降りとか、そういう色んな事が生きてるうちにはあるだろう?そういうのから君を守りたいんだ。紫外線が気になる眩しい日には日傘として使ってくれていい。」
『日傘も普通の傘ももう持ってるわよ?』
「例えのハナシだよ。世間の冷たいなんかかんかとか、気分が沈んでてて空をまともに見たくない日なんかには僕がそれを手伝うよ」
『まわりくどい比喩ね』
「こういう性格なのは知ってるだろ?君だって"口に出して言われなきゃ伝わらない"なんてよく言うじゃん」
『まあ、言うけど。それならさ、"服になりたい"とかコートとか、身に近い方がうれしいわ』
「それじゃあ一番裸に近いところで下着に嫉妬しそうじゃん」
『それならそう言ってくれればいいじゃん』
「大前提の"守る"から目的が違っちゃってるよ。
それに、『僕は君のブラになりたい』なんて唐突に口にしたら、ドン引きかひっぱたかれるかどっちかじゃん」
『まあ、パンティーじゃないだけマシだわね
私は、あなたの氷になりたいわ』
「?どういうこと?」
『フフフ。比喩好きのそのアタマでいろいろ考えなさい』