HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

人生論

小説を間隔開けずに次々と読んでいるもんだから、心に響いた一句一文を、メモることを忘れている。「なんだっけ?」と思い出そうとするけど、どのページだったかは探しあてられない。
『そういう時代じゃないから』という言い訳を、使ってしまいがちだが、自分でも「じゃあどんな時代か?」なんてわからない。来るべき時代を待っていても、果たして当てはまるのか?生きてさえいるのかどうか先の事なんてわからないじゃないか、という自分もいたり。







もしかすると、連日の読書で自分自身がリアルな世界にいるのか・フィクションの世界にいるのか、分からない立ち位置にいるのかもしれない。そもそも、ドキュメントで自分の人生を追いかけているカメラなんて自分の目以外にはないのだから、リアルだろうがフィクションだろうが、自分の主観さえ分かっていれば、他人にはどちらでも変わらなく見えるのかもしれない。

読みたい本も一杯あるし、まだ見ていない映画もある。行きたい所もまだ行ってないし、寿司とかレバ刺しが食いたい。なにより、漠然と見えている「なりたい自分」にはまだなっていないし、娘も「パパ」とは言葉を発してくれていない。



今まで生きてきた「リアル」な自分と、これから細かく刻まれていくだろう「フィクション」の自分との、境目でどうにか進んでいる。それが生きているってことなら、今自分は間違いなく生きている。