HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

自動車事故があった時の

自動車事故を起こしてしまった身内がいたので、人事ではないがあえて分析を試みた。
はじめに言って、当の本人は怪我もしていないし、VS車との接触事故(スピードも数キロ)だったし、コチラとしては出勤までの時間も迫っていたので、通勤電車の中で想像をした。
まず、平静を装っていても、明らかにテンパイと落胆の間を忙しく行き来している。
「自分はホントウに運が悪い」
「あと数秒早く(もしくは遅く)行動していれば」
「何年も乗っている愛車に大きな傷をつけてしまった」
「その状態で運転するのは恥ずかしい」
身体にショックが無くとも、上記の想いが何度も交錯し、自動車という人間以上の力を簡単に手に入れられる環境でそれをいつの間にか使いこなせていると思い込んでいたため、"自尊心の崩壊"を引き起こす。一度崩壊し始めると、その加速はとどまる事を知らない。
さらに、「警察」「保険屋」という専門家ではあるが第三者の言うがままに行動をしなければいけないストレス、一日のスケジュールを白紙にせざるをえない自分への嫌悪感がさらに崩壊を促進する。

これは自分にも相手にも外傷が無かった幸いなケースで、それが重なってしまった場合や、相手が激昂してしまっている場合などはさらに始末が悪い。
どんなに気を付けてはいても、起こってしまうのが「事故」と呼ばれる所以なので、完全に防ぎきるには家の中で引き籠もっているのが交通事故に遭わない一番の方法なのだが、それはそれで新たな問題が多発し、さらに別の何かを崩壊させかねない。




"自尊心の崩壊"という言葉が頭の中に浮かんで、それを気に入ってしまったので日記に書くことにしたんだよ。