HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

パーンと弾けて飛んで行け

今日は出張で奇しくも3回眠る機会があった。どうでもいい話だがその中の2回で見た夢がやや割とハッキリ覚えていたので何と無く残してみる。
夢の中というのは映画以上にありえない設定や場面の切り替えがあるので文章上の"?"という所には触れないで頂きたい。

第1話:とあるデパートの中を歩いていた。ビルの地下にあたるフロアで、白く広い廊下沿いには飲食店や雑貨屋、色んな店が区画上に並んでいる。その廊下は、人がまばらに歩いてはいるがとてもスピードの出る材質でできていて、スピードスケートの選手の真似をして走るとかなりのスピードが出る。足先を(氷の上で)流すように走ると素晴らしいコーナリングができる。人とぶつかりそうになりながらもコーナーを自転車ほどの速度で駆けている。かと思いきや、場面は切り替わりエスカレーターで3人組と並ぶ。そのうちの一人の上着のポケットと左手がぶつかり、因縁をつけられる。「車のキーをかっぱらっただろう?」理不尽なケンカの吹っかけられ方に半ばキレた僕は、(リアルでグロいが)両手の親指で相手の目の中、鼻の脇に親指をグッといれ、「このままえぐり出してやろうか?」と脅す。ちょっとひるんだ相手から指を抜き、両ポケットに手を入れ、カギを探り出す。ほらお前のポケットに在っただろ、オレは無実だろ?と言わんばかりに余裕しゃくしゃくの顔で相手に見せつけ、ショーウインドウに相手を叩きつける。夢の中なので手ごたえはないがダメージは与えられた様子。その3人組というのがケンカの相手とその兄貴、もう一人はなぜか僕の親しい知り合いで、「できるならこんなことにはなりたくなかった」と長い髪の奥で言う。その気持ちも分かるが、売られたのはこっちなので「それなら言いがかりつけるなら相手を選ぶよう教えといてよ」と柔らかく反論したところで夢から覚めた。
第2話:親父と車に乗っていた。父は運転席、オレは後部座席に乗っていた。実家の近くにある実在する土手沿いの道を走る。車も昔親父が乗っていたグレーの日産サニーだった。夜だったので詳しい色までは確証できないが。すごく狭い車線で、横を追い抜こうとした原付(だけど赤いカウルがフルでついていた)がちょっとした曲線を曲がり切れず、斜面沿いにバウンドしながら降りていった。親父らしくないスピードで走っていた。それは日常的な風景のように通り過ぎていった。国道と交差するその交差点を右に曲がると、再び場面は切り替わり、後部座席に居たオレは単車に乗って親父の車を追っていた。(ちなみに免許は現実には持っていない)。夕方から暗くなり始めていたせいか、親父は運転しながら"ヘッドライトに手をかざし"自分の車がヘッドライトを点灯しているか確認しながら走っていた。それを見ながらアップハンドルを握り締めているオレは、自分がやや酒気帯びだった事を思い出し、さらにノーヘルで走っているという事を知った。もし警察が現れて捕まれば免取か!?と思いながらも親父の車を追い抜き、ふと左にそれる道へと急ブレーキとともに入っていった。途中で気づくとそういえばギヤチェンジをしていなかった。ずっと"ロー"で走っていたのか、でも不思議とスピードはすんなりと出てはいたようだったが。左に入った道でなぜかギヤをセカンドに入れた。クラッチも上手くシフトできた。その先にはガソリンスタンド(JOMO)があって、スピードを緩めたオレがどうやら客に見えたらしく、何人か出てきた。が、ノーヘルでそれどころではない自分はだまって通過し、小さなT字路にさしかかった。ブロック塀ごしに見えた角の向こうに、パトロールなのか、通報を受けた(さっきのGSの店員か?)のか赤色回転灯の半射が見えたような気がして、慌ててUターンをした。スピードは時速20kmも出ていないはずだ(怪しまれまい)。しかし、警告音は出ていなかったものの、そのパトカーが右折してきたような気がして、とりあえずバイクを止めようと曲がった。そこは民家の玄関前の駐車用の空き地のようだった。隣家との境のブロック塀の横になぜか革製のバスケットボールが落ちていて、ヘッドライトに映し出された。すばやく降りたつもりが、慌てていたのかなぜかエンジンが切れず、ライトがつき、エンジン音が響いたまま数秒経って、キーを抜けばいいことに気がつき、左手でキーがついてる位置を探した。(ただ停まっているだけの俺を見て尋問してくるだろうか?怪しまれているんじゃないか?その場合の言い訳はどうする?バルコニーの明かりを見るに、幸いこの家の住人はすでに寝ているか、出かけているかどっちかだが)闇の中、ヘッドライトに照らされた光をみながら、横の闇に忍び寄る赤色灯の反射にドキドキッとしたところで、また夢から覚めた。寝ていた姿勢が悪かったのか、右腕がシビれていた。
おしまい。