HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

季節は静かに佇んでいる

高速バスの車中。バス会社にとっては悪天候の為、一般道を走る。仙台から滅多に出ない生活が続いている自分には、「悪天候」とは程遠い風景の連続だった。豪雪。見ると屋根の上に80cmは載っている。川が凍ってその上に雪がいる。岩山の形通りに、なだらかな白い曲線が描かれている。綺麗だ。
途中で吹雪になり、見渡す限り雪が積もっている所に空が同じ色になって、雪の中を遭難した人が見たであろう絶望を揺られながら垣間見た。

誰も手をつけていない雪原。大の字に倒れこめば自分も雪の一部になれそうだった。
「雪に溶ける」自分を妄想した。