HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

晩秋

8月までは日本人全員が「夏」と感じている。
9月1日からは、その年によって残暑が続いたりするから「夏の終わり」というのは人それぞれによる。オレは"夏を終わらせたくない"派なので、9月半ば位までひっぱる。1ヶ月ほど経つと、夜の冷え込みが辛くなってくる。また冬が来るんだなぁとさびしい気持ちになり、上着を着て外出する。

ようするに、自分の中では「秋」という季節がとてつもなく短いんだということにふと気が付いただけなんだけど。

そのわりには世間は「秋」という季節をとても大事にしている。昔からあることわざなんかも「秋」が多い。

オレはそんな世間に反発しているだけなのか?今年は「秋味」ビールを飲まないまま、もう店頭には「冬」ビールが並んでしまっている。そんなに寒い季節を先取りしなくていいよ、もうちょっと温い季節でありたい。そう寒がりで淋しがりやなくせに強がりのオレは言いたい。けど言えない。毎年のことさね。


ライラックする」という変な日本語がある。ウソ。オレの中の造語のうえにほとんど通じない暗号みたいな言葉。冬を迎えるにあたり、この言葉でちょっとした立ち直りをみせよう。
『真冬にコートを着込んで友達と二人で色んな話をしながら道を歩いて』あてもなく、とりあえず煙草でも買いに。