HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

積もる雪と募る思い

雪が積もれば、子供たちは何かしらを作ろうとする。カマクラ、すべり台、雪だるまを作る。設計図はアタマの中。


大人は、あまり作らない。寒い、冷たい、服が濡れる、それにどうせ溶けて無くなってしまうんだし。そういう考えが先に出てくる。


人間として、自然なのはどっちだろう?


純粋さからすれば、子供たちなのかもしれないが、大人の言い分も純粋と言えば純粋だ。


両方とも率直で簡潔な行動なんだろう。


喉が渇いたから、とジュースを飲む子どもと、ついついカロリーと糖分を気にしてしまう大人。


何をするにも全力な子どもたち。


なるべくなら、何もしたくない大人。


たぶんきっと、自分の残りの人生が少なくなってきているから、セーブする事を自然と覚えていっているのかもしれない。


"たぶん"と"きっと"とは矛盾しているが、気にしないでもらいたい。


僕はいつだって矛盾している。健康に気を遣ってプールに行ったり筋トレをしたりしているくせに、酒を飲んで煙草を吸う。


誰かに対しカッコつけたいだけなんだろう。そういう思いがなくなったら一気にフケこむよ、と言われる。


しかし、既婚者は倫理的には恋を許されない。もう十年以上恋をしていないことになる。あくまで"倫理的には"。


自分の中の矛盾もさることながら、"矛盾"ということについて考えていると、「なぜどうせ死んでしまうのに、今生きているのか」などという極論的な事まで考え始めてしまうのでやめておこう。そんな事を考えるくらいなら、「だらしないの"だらし"って何だ?」という事を考えている方がマシだ。