月の光すらもうっすら隠れてしまう、小悪魔雲。
雨が降ってればいっそ諦めがつくというのに。
天然チラリズム。
雲の上まで昇れば、多少酸欠だろうとも流星群を目の当たりにできるのだろうか。
何かを得るには何かを犠牲にしなければいけないのは世の常か。
無償の愛、なんて言葉は何処へ行ったんだろう。
何年前の光を追い求めているのか。
今となっては欠片さえも残っていないかもしれないというのに。
「かもしれない」なんて言い回し自体が逃げだ。
以上、去年は観たくても窓にブラインドを下ろされ、
今年は根気が眠気に完敗を喫しそうな愚痴。
煙草を吸いに玄関を出た一瞬に、懸けてみる。