HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

アルコール・ランデブー

雨上がりの夜空は、

より黒の色が強く澄んでいる。



重力が無くなったので

空にそのまま浮かび上がると、



キラキラした夜景が眼下にひろがった。



近場の北西にある山に瞬間移動してみる。






夜景、と呼ばれる景色、



街のビルや建物、家屋の二階からこぼれて届く光。



この、ひとつひとつの明かりの下に、



ひとり、または複数の命が在り、呼吸をしている。



朧に描く未来がある。



感慨無量で世界が滲む。



涙で何も見えなくなる前に、



僕は元の身体に戻ろう。











何度裏切られようと、



僕は君から離れられない。



離れられない。