HAPPY! I SCREAM

妄想雑記

見えない糸

「見えない糸」が誰かと誰かの間にあるとして
ちょっと引き寄せたい、なんて時に、その糸がピンと張り詰めていれば手応えがあっていいけれど
もし、その糸が途中で弛んでいたりしたら、引き寄せる側は不安になりながらもずっと引き寄せ続けるだろう
「きっと、この先には何かしらのリアクションがあるだろう」「いや、辿り着く先などもうなくて、何メートルも手繰り寄せてから、気付くのかも」





見えない糸だからこそ、「繋がっているか?」「繋がっている筈だ」そんな両極に揺られ続けている。綱渡りの曲芸師のように。




でもその曲芸師は、綱がないことには曲芸師としての存在価値がない。
自分の存在価値を揺らがせないために、「見えない糸とか綱」の存在を肯定する事から全部が始まる。
だから、いつまでも手繰り寄せている。